院長コラム

2015 06/15

6月 薬物への不安について

梅雨に入りましたね
皆様いかがおすごしでしょうか?
先日見えたうつ病の若い男性が一週間後に再診に見えました。
おっしゃるにはネットで抗うつ剤のことを調べたらこわくなって服用できなかった。
薬以外で治せないでしょうか?とのことでした。
何の刺激もない山の中や田舎で何もせず、ストレスない状態で6ヶ月~12ヶ月くらせば自然治癒はあるかもしれませんが、
現在の生活環境では薬物療法が必要ですとお答えしました。
ネットやメディアでうつ病の事、抗うつ剤の事を調べて
不安がる方々がおられますが、うつ病には充分な休養と薬物療法が必要なのです。
この方のように再診に来られて、お薬がこわくて飲めないとおっしゃって頂く例は、再度説明して
納得して頂けるのでいいのです。が、そのまま放置又は、ドクターショッピングをされる方々もおられるのが現状です。
説明不足の医者の責任もあり、深く反省する事であります。
高血圧や心臓のおくすりと言われれば、たいていの方はそれが一生であっても飲み続けられますね。
薬物については精神科医の悩みどころです。
むしむしした気候ですが、玄関先に
クラランスのオードジャルダンをシューとして診療にむかいます。

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