院長コラム

2015 01/07

平成27年1月 薬剤について

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

雪のお正月でした。皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、H26年10月から薬剤の多剤投与を抑制する処置がとられ、投与出来るのは抗不安剤は2種類、睡眠導入剤は2種類、抗うつ剤・抗精神薬は3種類と定められました。
色々な事情で不眠が強い方は睡眠導入剤と抗精神薬とを使用し、何とか乗り切っている現状です。
なかにはどんなに説明しても聞き入れない方もいらっしゃって困っています。
そういう方は診察室で声を荒げられる事もあります。
また、経過が長くて他院の処方の上にONされた薬剤もあり、それも整理しつつあります。

患者さんには二手ありまして、極端に薬物をこわがられて拒否する方と多くの薬剤を欲される方がおられます。
後者は長年、色々なクリニックを訪れている方に多いように思います。
当院では、出来るだけお薬は最小限に抑える方針でいます。
出来るなら、ベンゾジアゼピン系の薬は避けたいものです。

また、特別の薬剤を指定されてやってこられる方もおりますが、これはお断りしております。
精神科の病気は病気と気長につきあっていただく事が多いです。
お薬も患者様と相談しながら出来るだけシンプルにしようと努めています。

一覧へ